歯科衛生士 5月
1/8

胃がん手術を経た患者さんに歯科衛生士がサポートできるコト岸本 裕充河田 尚子笹子三津留特別企画わが国のがんでもっとも罹患数の多い胃がん。現在胃がんは必ずしも死の病ではなく、早期発見されれば手術によって日常生活に復帰するケースが多数になっているため、一般の歯科医院に通う胃がんの既往を有する患者さんも当然増えています。しかし、手術後の患者さんの生活や身体は大きく変わります。歯科専門職として、手術後の身体を癒しながら歯科医院に通う患者さんの変化を察知し、口腔衛生指導に反映させる必要があるといえます。本企画では、胃がん治療の第一人者である笹子三津留先生、歯科医師の岸本裕充先生、歯科衛生士の河田尚子氏に、胃がん治療の知識とともに胃がん手術を経た患者さんへの歯科的対応を解説いただきます。 (編集部)兵庫医科大学 歯科口腔外科学講座 准教授、歯科医師。1989年大阪大学歯学部卒業。(社)日本口腔外科学会認定口腔外科専門医、同指導医。日本がん治療認定医機構暫定教育医(歯科口腔外科)、日本口腔感染症学会専務理事。兵庫医科大学病院 歯科口腔外科 歯科衛生士。2002年兵庫歯科学院専門学校歯科衛生学科卒業、大阪大学歯学部附属病院での研修を経て同年12月~兵庫医科大学病院歯科口腔外科勤務。日本口腔感染症学会院内感染予防対策認定歯科衛生士。兵庫医科大学 上部消化管外科 主任教授、医師。1976年東京大学医学部卒。胃がんに関する多くの臨床試験を通し日本発のエビデンス作成に関与。世界に胃がんの日本式術式を普及させるなど国際的にも活躍。(社)日本胃癌学会理事長、2012年日本癌治療学会会長。歯科医院でもますます増える!

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です