歯科衛生士 2014年6月
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理由130代ですが、すでに思春期にう蝕の問題のあったことがわかります 思春期の「むし歯で痛くなってから治療」の 繰り返しが、その後の歯の喪失につながる! まずは、思春期のメインテナンス中断による問題をみていきましょう。 その子の口腔の健康を生涯守るために、 なぜ中断が問題なのか 歯科衛生士としてわかっておこう!思春期のメインテナンス中断が、生涯の健康にどう影響してくるのでしょうか。藤木省三 大西歯科 歯科医師Shozo Fujiki 初診時37歳の女性です。すでに多くの歯で抜髄処置と修復処置を受けています。このような患者さんが生涯にわたって歯を維持することはとても困難です。歯が痛いと歯科医院を訪れ治療が終わると来院しない、を若いころから繰り返していたのでしょう。その結果、口腔内は徐々に悪化し、抜髄処置や修復処置が多い状態に至ってしまったと考えられます。56歯科衛生士 Vol.38 June 2014

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