歯科衛生士 2014年6月
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ADVANCE特集予防治療薬の普及によって、以前に比べれば病院を受診する患者数は減っているものの、なんらかの刺激で発作を起こした場合、喘息は死に至ることがある病気です。また、大人になってから突然喘息を発症する人もいます。そして、歯科医院は喘息発作を誘発しやすい物質が多い場所です。そのため、患者さんに喘息の既往があることがわかった場合、発作を起こさせないような環境を整えるとともに、万が一発作が起きてしまったときの対応を知っておくことが必須となります。本稿では、歯科衛生士として知っておきたい喘息の基礎知識から、臨床の場で患者さんから聞いておくべきこと、注意点、対応などをまとめます。山口秀紀Hidenori Yamaguchi日本大学松戸歯学部歯科麻酔学講座准教授灰田美知子Michiko Haida半蔵門病院アレルギー・呼吸器内科 医師喘息患者さんの喘息患者さんの を を食い止めよう!食い止めよう!歯科医院での歯科医院での対応のポイントをおさえましょう。基礎知識をしっかり学びましょう。89歯科衛生士 Vol.38 June 2014

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