歯科衛生士 2015年9月
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25週26週27週28週29週30週31週32週33週34週35週36週37週38週39週7ヵ月8ヵ月9ヵ月10ヵ月妊娠後期 子宮が大きくなり内臓を圧迫することによって、体に不快症状が現れます(後づわり、便秘など)。また、出産や陣痛に対する漠然とした不安や恐怖心、出産後の育児に対する不安が出てくるようになります。妊婦さんに伝えよう!も!も簡単に詳しくお口の変化と赤ちゃんへの影響早産22週~36週の分娩正産37週~40週の分娩おこう! 妊娠初期に、気持ちが悪くなって吐いてしまったり、食欲が落ちたり、食の好みが変わったりすることなどを“つわり”といいます。気持ちが悪くて食欲がでない“吐きづわり”タイプと、何か食べていないと気持ちが悪くなる“食べづわり”タイプがあります。さらに、つわりの症状が悪化し、水分補給ができなくて脱水症状が起きる、体重が極端に落ちるなど日常生活を送ることができない状態を、「妊娠悪お阻そ」といいます。つわり 主な症状は、血圧の上昇とタンパク尿で、普通、妊娠20週~出産後1週の間に発症します。妊婦さんのおよそ5%にみられます。原因は不明ですが、初産婦、多胎妊娠、前回の妊娠で妊娠高血圧症候群があった人、もともと高血圧や血管の病気がある人などによくみられます。15歳以下または35歳以上の妊婦さんもなりやすい傾向にあります。妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症) 妊婦さんの約1~3%が発症する糖尿病のことで、発症に気づかず治療を行わない場合、母子ともに健康上の問題が生じるリスクが高まり、胎児が死亡するおそれもあります。原因のほとんどは、妊娠後期に血糖値が高くなるため、体内のインスリン需要が増大するにもかかわらず、それに見合う量のインスリンが産生されないことによります。妊娠前から糖尿病があって、妊娠して初めて気づくケースもあります。妊娠糖尿病妊娠中に起こりやすい主な問題61歯科衛生士 September 2015 vol.39

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