歯科衛生士 2015年9月
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Illustration:ひらたともみ 歯科医師1名、歯科衛生士5名、受付・歯科助手2名の合計8名の体制で診療にあたっています。水曜日の午後が訪問診療日で、訪問担当の吉弘DHと一緒に、愛南町内をどこまでも訪問しています。 本誌の読者の方には、われわれより実力も経験もある方がおられると思いますが、今回ご紹介する取り組みが何かの参考になれば嬉しい限りです。高橋 啓Akira Takahashiたかはし歯科院長日本ヘルスケア歯科学会コアメンバー吉弘 幸Sachi Yoshihiroたかはし歯科歯科衛生士日本ヘルスケア歯科学会認定歯科衛生士松本先生清水さんご夫妻の担当在宅医。もともと清水さんご夫妻に専属の在宅医はいなかったが、辻本ケアマネと高橋先生らが相談した結果、松本先生に来てもらうことになった。専門は消化器内科だが、在宅医療にも精力的に取り組まれていて、とても頼りになる存在。辻本さん清水さんご夫妻の担当ケアマネジャー。非常に仕事熱心で、高橋先生たちが何でも相談できる存在。「愛南町口腔ケア研究会」や「ケアマネ口腔部会」にも参加しており、高橋先生たちとはそこで知り合った。その縁で、今回の訪問歯科診療につながった。高橋先生たかはし歯科の院長。日本ヘルスケア歯科学会のメンバーであり、その考えをもとに地域でのシームレス診療に出向いている。また、「愛南町口腔ケア研究会」など地域における多職種連携にも積極的に取り組んでいる。吉弘DHたかはし歯科の訪問担当歯科衛生士。診療室では、多くの担当患者さんを持ち、歯周病のメインテナンスを中心に対応している。一方、水曜日の午後は、高橋先生と一緒に訪問診療に出向く。訪問診療で重要な役割を果たしており、高橋先生の大切なパートナー。登場人物ガのマン診診療療清水太郎さん、千代さん(仮名)今回の患者さんご夫妻。以前からたかはし歯科の患者さんで、お元気なころは魚の行商をされていた。要介護になってからは通院が難しくなっていたが、担当ケアマネである辻本さんとのつながりのおかげで、訪問診療で再びかかわれるようになった。7771歯科衛生士 September 2015 vol.39

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