歯科衛生士 2016年5月
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を見る」の 歯科医院でのメインテナンスにおいても、患者さんを診る際に、口腔や全身の状態はもちろん、その方の生活についても知ることが必要であると、読者の皆さんも認識されていることでしょう。今回の著者である歯科衛生士の衛藤さんも、実際そのように考えて患者さんを診ているつもりでした。しかし、回復期を中心とした病院や施設といった現場にとびこんでから、その理解が不十分だったことに気づかれたとのこと。歯科医院では診ることのないような、さまざまな状態の患者さんとかかわったり、歯科以外の多職種と連携し合い、時には鋭い指摘を受けていくうちに、「患者さんの生活を見る」ということの本当の意味をあらためて理解できたそうです。 本特集では、そんな衛藤さんが今の現場に入られた経緯を含め、日々どのように多職種と連携しているのか、「患者さんの生活を見る」ということについて、どのような気づきを得られたのか、自身の経験をもとに具体的にご紹介いただきます。(編集部)衛藤恵美Megumi Eto社会医療法人敬和会大分東部病院歯科衛生士山原幹正Mikimasa Yamahara敷戸グリーン歯科 院長大分県大鶴歯科医師会1.歯科医院にいた私が、なんで回復期の病院に!?......................................衛藤恵美P.202.急性期から生活期まで切れ目なく患者さんを診る現場で、DHは何をしているのか...............衛藤恵美、山原幹正P.223.現場で初めて知った!「患者さんの生活を見る」の本当の意味................衛藤恵美P.30From ST医科歯科連携の出発点は「患者さんの生活」........中村太一 社会医療法人敬和会大分東部病院・言語聴覚士Taichi NakamuraP.30Illustration:中小路ムツヨ歯科標榜のない病院と医科歯科連携の協定を締結した、地域の歯科医師会の立場から解説します。回復期病院を中心に、法人内の急性期病院や生活期の施設で多職種と連携している立場から、自分の経験をもとにお話しします。19歯科衛生士 May 2016 vol.40

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