歯科衛生士 2017年9月
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歯周組織を知ると、臨床が変わる………………P.28結果につなげるBiologic Width講座活用法…P.40黒川 綾 株式会社プラスアルファ・歯科衛生士 講座─その数値より重要なこと─牧草一人Kazuto MAKIGUSA牧草歯科医院[京都府]理事長・院長歯科医師大阪歯科大学解剖学講座講師日本歯周病学会専門医・指導医黒川 綾Aya KUROKAWA株式会社プラスアルファ代表取締役フリーランス歯科衛生士臨床は劇的に変化しました。生物学的幅径の知識をもって患者さんの歯肉を観察すると、その炎症反応やPPD(=歯肉の付着状態)から、今、歯肉が生物学的にどのような状態にあるのかがわかるようになります。すると、プラーク本位ではなく、歯周組織からもリスクを判断することができ、指導がより的確になり、結果もともなうようになりました。この知識は患者さんへのモチベーションにも非常に有用で、特に状態の良い方に対して、今の健全な状態を組織のバリア機構の面から説明できることで、メインテナンス来院への意識改革につなげられるようになったのです。Course Syllabus生体の組織構造のルールを知る…………P.30Biologic Widthの、あの数値の正体は…P.32Biologic Widthの本当の意味……………P.36解剖学的特徴とBiologic Width…………P.38牧草一人 牧草歯科医院・歯科医師29歯科衛生士 September 2017 vol.41

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