歯科衛生士 2017年12月
3/8

発音が気になる子に、歯科は何ができる?UNDER20特集武井良子Yoshiko TAKEI昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科言語聴覚士横山 薫Kaoru YOKOYAMA昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科歯科医師山田紘子Hiroko YAMADA昭和大学歯科病院口腔リハビリテーション科言語聴覚士酒井麻里Mari SAKAI昭和大学歯科病院歯科衛生士室歯科衛生士Illustration:根岸美帆※本稿では構音障害に馴染みのない読者にもわかりやすいよう、「構音」を「発音」、「構音障害」を「発音障害」、「構音訓練」を「発音指導」と表記しています。皆さんの医院には、「舌足らずな話し方が気になる」「赤ちゃん言葉がなかなか直らない」「お口がポカンと開きがち」というお子さんがいらっしゃるかもしれません。生活するうえで重要な「話す」「食べる」「呼吸する」というからだの機能には、口腔が大きくかかわります。これらの機能に問題を認めたとき、歯科によるアプローチとしてMFT(口腔筋機能療法)などがありますが、これらの機能は口腔のみならず、身体の発育やさまざまな機能がかかわり獲得されていくもので、歯科では解決できない場合もあります。発音の問題では、ST(言語聴覚士)による“発音指導(構音訓練)”が必要となる場合が多くあります。今回は、発音障害について、その基本から対応までを臨床例をまじえてお伝えしたいと思います。(編集部)歯科衛生士 December 2017 vol.4148

元のページ  ../index.html#3

このブックを見る