nico 2015年9月
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STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5ご存知ですか?先天性欠如歯。7 september 2015他ひとごと人事ではありません。先天性欠如歯! 「永久歯は、28本全部生えてくるのが当たり前(親知らずを除く)」と思っていませんか? じつは、日本小児歯科学会が2007~2008年に1万5000人余りのお子さんを調査したところ、その10.1%が、生まれつき永久歯の本数が少ない、先天性欠如歯だったことがわかりました。つまり先天性欠如歯は、誰に起きても不思議のない疾患なのです。生まれつき永久歯の本数が少ない? 永久歯の歯胚のあるなしは、パノラマエックス線写真を撮影すると、早くも3歳ぐらいからわかり、6歳後半になれば確実といってよいレベルの診断ができます。先天性欠如歯は、早期に発見できると、その後の治療に有利なので、お子さんが小学校に上がる前に、歯科医院でパノラマエックス線写真を撮り、永久歯の歯胚について調べてもらいましょう。早期発見が重要です!ここに永久歯の歯胚が見当たりません。将来、小臼歯が1本生えてこないでしょう。5歳頃のお口のなかでは? 先天性欠如歯とは、本来ならあごのなかにできるはずの歯の芽(歯胚)ができなかったり、できても育たなかったことによって起こります。特定の病気や障がい、放射線治療の影響などが原因の場合もなかにはありますが、ほとんどのケースでは原因は不明です。歯がないために噛み合わせや噛む効率が悪くなったり、見た目によくないなど、さまざまな問題が起こりがちなので注意が必要です。その多くは原因不明。永久歯乳歯下あご永久歯の芽(歯胚)が育っています。発見!先天性欠如歯です。

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