nico 2016年4月
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学校歯科健康診断の紙をもらったら?15 april 2016STEP1STEP2STEP3STEP4STEP5めることができます。そこで学校歯科では、「今後削って詰める治療が必要にならないように、いまのうちに生活習慣を変え、この歯を注意深く守っていきましょう」という意図で、児童生徒とその保護者に向けて「COがありますよ」と通知をしています。 COの歯は基本的には学校の保健指導や、臨時の健康診断で経過観察をしていきますが、必要に応じて、地域の歯科医院でむし歯の進行を止める指導や処置(フッ素塗布やシーラントなどの非切削治療)を受けるようおすすめもしています。 というのも、お口のなかにCOの歯が多数あったり、歯と歯のあいだなどに怪しい変色があるお子さんは、総じてむし歯のリスクが高く、歯科医院で指導や非切削治療を受けプロの手を借りてはじめて、よい結果を得やすいからなのです。そこで、「いまはCOだけれども、歯科医院での詳しい検査や治療をおすすめしますよ」という意味で、「CO(要相談)」とお知らせしています。 歯は、一度削って詰めてしまうと、その修復治療の耐久性にはおのずと限界があるため、小さな詰め物↓大きな詰め物↓被せ物↓被せ物のやりなおし↓抜歯といった負の連鎖を起こしやすくなります。一生歯を持たせるには、削らないことが一番。将来歯で苦労することのないように、「CO」の歯を適切に管理して詰め物を減らし守っていきましょう。治療した歯の典型的なライフサイクルむし歯になりかけの歯むし歯になりかけで受診が必要な歯歯みがきで改善する歯肉炎治療が必要な歯周病COの歯とは?炎症のない健全なお口CO(要相談)の歯とは?GOとは?Gとは?歯ぐきに軽度の炎症があります。適切なブラッシングで改善します。6歳で萌出7歳でむし歯に。7歳で詰め物が入る。20歳で大きな詰め物に。45歳でクラウンに。治療のやり替えの末歯が折れて抜歯に!歯ぐきにかなりの腫れが。歯科医院で歯石を取り治療しましょう。むし歯発見!2年後6ヵ月後怪しい影?むし歯の穴!削って詰める途中です溝が黒く着色した典型的なCO。食生活に気をつければ一生このままで行けます。視診では内部の様子まではわかりません。歯科の精密検査が必須です!内部にむし歯の穴ができていました。隣の歯と比べると白濁しています。食生活と歯みがきの改善をすれば健全歯に戻ります。白濁した歯が何本もあるとむし歯のリスクが高く受診が必要です。学校で改善指導がなく歯科受診もしなかったためむし歯が進行。詰める治療が必要になってしまいました。歯科医院の指導で食生活と歯みがきを改善。白濁が減り健全歯へと回復中です!Ouch!この調子で継続を!

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