nico 2017年6月
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歯を残す最後の切り札! 歯の根っこの治療とは、根っこの奥深くに細菌が入り込んで神経が膿うんでしまったり、神経の通っている管のなかが細菌で汚れてしまったとき、歯を救うために行う治療です。 この治療の肝きもは、歯のなかで繁殖した細菌を追い出し退治することなのですが、残念ながら現在のところ、「これをすれば確実に退治できる」という方法は開発されていません。 そしてさらに治療を困難にしているのは、戦いの相手が細菌だということ。退治できたかを目で見て確認ができません。 こんな不利な条件下で、私たち歯科医師にできることといえば、歯のなかを徹底して掃除し、消毒して細菌を減らすことに尽きます。細菌を減らし、残った細菌が身動きできないようピタリと歯に封をして活動を封じ込めることに成功すると、患者さんの自然治癒力によって治っていくというわけです。 この治療がうまくいくと、重い炎症に侵された歯を再び使い続けられるので、切実な思いで治療に臨まれるかたも多いことでしょう。治療のステップや、治療後の注意点などをあらかじめ知っていると、不安の解消に役立つと思います。治療前の下準備に、この特集をご活用ください。11[特集]根っこの治療を知りたい!

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