nico 2017年6月
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“フレイル”って何ですか?時間目2(原図提供:東京大学高齢社会総合研究機構 飯島勝矢) 簡単にいえば、「フレイル」とは「健康」と「要介護」の中間の状態です。なんでこの中間の状態が重要かというと、「健康」と「生活習慣病」の間に「メタボ」があるように、病気の段階と病気でない段階の間にステップを設けて、その段階にならないようにするというのが予防として効果的だからなんですね。生活習慣病がかなり進んでから予防に励んでも効果が上がりづらいのと同じです。 上の図は、「健康」から「要介護」状態への推移を表しています。右ななめの三角形は、いってみれば「老いの坂道」。左が健康で、「剛健」つまり「何でも自分でできるぜ」な状態。それから「プレフレイル」(フレイルの手前の状態)から「フレイル」となって、やがては「要介護」状態になります。急峻に落ちるのか、ゆっくり落ちるのか、入退院を繰り返しながらデコボコしつつ落ちるのかは人それぞれです。 プレフレイルは、「汁物を飲むとき「健康」と「要介護」の中間健康からフレイル、そして要介護へ健 康プレフレイル(前虚弱)フレイル(虚弱)要介護(身体機能障害)フレイルとは…●健康と要介護の中間!●まだ健康に戻れる段階!●身体・心・社会性と関連!POINT37特別企画 大人の「フレイル」予防講座 

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