nico 2017年8月
6/6

 先ほどのクイズの正解。それは③の新潟県です。 文部科学省は、全国の児童の発育状態や健康状態を調べた学校保健統計調査を発表していて、そのなかに「12歳児の一人平均むし歯本数」という項目があります。 12歳というのは、永久歯がほぼ生えそろう時期で、12歳児のむし歯数は、国際的な比の子どもの割合は、県内約2万人の中学1年生のうち79・7%、じつに10人中8人にのぼります。 むし歯ができたことのない子ども(小・中・高校生)の割合は、調査を開始した1980年は約20%だったのが、2016年には約81%と、37年間で約4倍に増加しました。 では、これほどの成果を上げられている理由は何なのか? 38ページからご説明しましょう。較にも用いられる代表的な指標です(このむし歯数には、治療済みの歯も含まれます)。 さて、その調査の2016年(平成28年)度版が右の図です。新潟県の12歳児の一人平均むし歯数は0.4本と全国最少。17年連続で日本一を達成しています。 ちなみに、クイズの選択肢にあった岐阜県、静岡県、埼玉県はそれぞれ2、3、4位です。あなたのお住まいの都道府県は、何位だったでしょうか? もう少し統計をお見せしましょう。学校保健統計調査はサンプル調査ですが、新潟県では、新潟県歯科保健推進条例に基づき、毎年、県内すべての保育所・学校などを対象に、全数調査が行われています。 それによると、2016年の12歳児(中学1年)の一人平均むし歯数は0.44本。むし歯のまったくないむし歯ゼロ子どものむし歯が日本一少ない県は「新潟県」!中学1年生の8割はむし歯なし!沖縄大分鹿児島徳島青森鳥取三重福井福島宮城熊本福岡山梨石川栃木茨城北海道宮崎長崎高知愛媛香川大阪群馬岩手島根奈良千葉秋田佐賀山口広島和歌山兵庫京都神奈川東京岡山滋賀愛知長野富山埼玉静岡岐阜新潟全国02.00.840.41.51.00.5本1.9本1.4本1.3本1.2本1.1本1.0本0.9本0.8本0.7本0.6本0.5本本むし歯数(本)2016年度 都道府県別12歳児一人平均むし歯数(文部科学省「平成28年度学校保健統計調査」より引用)日本一達成!新潟県!山形36

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る