コンポジットレジン修復
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42Class ⅣⅣ級窩洞への応用の位置づけ コンポジットレジンを用いた審美的歯冠修復を世に広めたのは、Class Ⅳ症例におけるレイヤリングテクニックが紹介されたことにはじまる。内外の優れた臨床家が、それぞれの理論、美意識そして技術を駆使して、失われた審美を見事に回復させたのである。 とくに、それまでは間接法を用いなければ修復が不可能であると考えられていた歯根破折症例でも、目を見張る審美性が獲得された多くの症例からは、コンポジットレジン修復の有する限りない可能性を感じる。Class Ⅳのポイント1.前歯部における窩洞形成の考えかた2.前歯部における接着操作の留意点3.レイアリングテクニックの臨床的な考えかた4.修復物に質感を与え、いかに自然感を再現するか5.歯間離開への応用テクニックCASE 1 シリコーンガイドを用いた修復CASE 1では、歯質の裏打ちのない症例において、歯質を可及的に保存する切削方法と、隣接面の形態賦与法について解説する。

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