必ず上達 歯冠修復(下)
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49第19章これ以降は直接法と同様に形態付与~仕上げ研磨を行う形態付与~研磨と仕上げ3図25a~e 鉛筆で,回復させるべきコンタクトエリアをマークする(a~c).その後,全体の歯冠形態の調整を行う.これ以降の作業工程は先に示した直接法(図9~17)と同様である.研磨の完了したテンポラリークラウン図26a,b 完成した下顎右側第一大臼歯テンポラリークラウンの頬側面観(a)と咬合面観(b).本法では,歯冠および咬合面形態はある程度容易に再現されるが,さらに細かい形態付与が必要な場合には直接法と同様にカービングを行う.マージン設定は慎重に行おう図24a~d テンポラリークラウンのマージン部分に筆積みでレジン泥を塗布し,再度口腔内に圧接・咬交させる.余剰レジンは探針で除去し,レジンが完全硬化する前にテンポラリークラウンの脱着を繰り返してアンダーカットへの嵌入を回避しつつ,最終的には口腔内でレジンの硬化を待つ.硬化後にテンポラリークラウンの着脱を確認し,咬合紙による印記を行う.常温重合レジン塊の成型(直接・間接法)による臼歯部テンポラリークラウン製作の実際

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