口腔外科症例集
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智歯および難抜歯91歯根の形態異常<術前所見>★Wassmundの切開線を示す.▼Wassmund法とは 縦切開と歯頚部に沿って切開線を入れる.手術野を広く明示できることが利点.欠点は,歯肉辺縁の退縮が時として生じることである.なお,Partschの弧状切開法は骨欠損上に切開線がくるので適応ではない.またPichler法は逆弧状切開で処置がしづらい.<術中所見>★歯肉粘膜骨膜弁を形成して骨を明示.の歯冠がわずかに認められる(矢印).★抜歯窩の状態.の歯根の露出は認められない.<術後所見>★歯肉粘膜骨膜弁を復位に戻し縫合.★ 本症例の摘出物.根尖を破折することなく摘出した.Wassmund法Partsch法Pichler法★術前の腫脹および違和感は消失した.処置法経過

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