歯周治療 失敗回避のためのポイント33
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38第1部 診断編Ⅰ 歯周炎進行の多様性は「患者」「患歯」「部位」レベルで認める患者から「この歯を治療したら何年もちますか」と尋ねられても,正確に答えられるわけではありません.個々の患者や患歯ごとの疾患の歯周病のリスク評価進行を正確に予測することは難しいでしょう.しかし,患者から質問されれば,説得力のある「答え」を用意しておく必要があります.患者を診断した際に,歯周炎の進行度合いを予測するのが「リスク評価」です.図1‒4‒1は歯周疾患のリスクを個々の患者Diagnostic Edition 4図1‒4‒1 歯周疾患のリスクは個々の患者ごとに評価する(参考文献1から引用・改変).PD:平均の歯周ポケット深さ(mm),BOP:プロービング時に出血した部位の割合(%).0歯周炎進行の患者A全身疾患なしノンスモーカーBOP 2%PD 2 mm患者B全身疾患なしスモーカーBOP 35%PD 4 mm

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