HAインプラントインタビュー
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GBRとHAインプラントの概念を細胞レベルで考える「私は当初(20年前)より、GBRの概念を細胞レベルで考えてきました」と語るのは、近未来オステオインプラント学会(IPOI)副会長の山道信之氏。GBRだけではなく、HAインプラントも再生医療の1オプションと捉え、日常臨床に取り組む。国内のみならず海外でもその名を知られるGBRのエキスパートは、HAインプラントを活用した長期予後で何を示すのか!?IPOI学会副会長山道 信之 Yamamichi NobuyukiHAインプラント導入のきっかけ石本 山道先生がHA(Hydroxyapatite)インプラントを導入するに至った経緯をお教えください。山道 バイオセラムインプラントが発売されたころから、インプラントを臨床に導入してきましたが、上顎インプラント、特に単独埋入では、失敗も経験してきました。その後、チタンインプラントによってオッセオインテグレーションの概念が確立し、上顎インプラントの成功率は上昇してきました。 さらに、ラフサーフェイスであるⅠTⅠインプラントやその他のメーカーの骨とインプラントとの接触面積が増加し、上顎洞内に造成した骨にも安定して使用できるようになりました。最近では、上顎には早期のオッセオインテグレーションの獲得を期待してチタン表面にHAをコーティングしたHAインプラントを使用しています。特に、上顎洞に造成した骨には有効であると考えています。石本 なるほど。それで先生はHAインプラントを導入されたわけですね。第1幕 ×春日井昇平第2幕 ×山道信之第3幕 ×林 揚春26

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