HAインプラントインタビュー
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上顎に埋入するのは圧倒的にHAインプラント石本 HAインプラントを使用すると早期に上顎でもオッセオインテグレーションを獲得できるということは、上顎ではおもにHAインプラントをお使いになっていると考えてよろしいでしょうか? 山道 それはもう圧倒的にHAインプラントが多いです。欧米ではlong-termというのは15〜20年経過していないとそう呼べないそうですが、渡米した際に「そういった長期症例はあるか? それはエビデンスになるような調査なのか?」と尋ねられました。上顎でサイナスフロアエレベーションを行い、インプラントを埋入する方法はSimultaneous approach(同時法:インプラント埋入と同時の骨造成)とstaged approach(段階法:骨を造った後にインプラントを埋入する)の2つがありますよね。私は同時法、段階法の埋入時期も含めて、骨補填材料の種類、インプラントの種類別にデータを集めました。理由はあったのですが、同じ患者で片方はHAインプラントで、もう片方はチタンインプラントを何本か埋入することになったのやまみち・のぶゆき1947年福岡県生まれ。1972年神奈川歯科大学卒業、1974年福岡市天神にて「山道歯科医院」開業、2004年神奈川歯科大学人体構造学講座非常勤講師、2009年日本大学にて歯学博士号取得。近未来オステオインプラント(IPOI)学会副会長・指導医、ICOI(国際口腔インプラント専門医学会)認定医・指導医。第1幕 ×春日井昇平第2幕 ×山道信之第3幕 ×林 揚春27

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