HAインプラントインタビュー
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場して、骨質の悪い部位に応用するには非常に有効であることが話題になっていました。当時のチタンインプラントでは、上顎の骨質の悪い部位ではどうしてもインテグレーションが弱かった経験があり、そこでHAインプラントを併用してみることにしました。 当時はシリンダー形状のものしかラインアップされていなかったのですが、これが私とHAインプラントの出会いになります。また、同時期に登場したステリオス・インプラント(ステリオス社製(当時))にはHAコーティングでかつスクリュー形状のものがあったので使用していました。(図1)。石本 ステリオス・インプラントは、エスクターナルのアウタージョイントでしたよね。性能に関してはいかがでしたか?林 まったく問題はありませんでした。ただ、HA結晶率がそれほど高くないインプラントなので、その点のみ、やや不満があって、シリンダータイプのインテグラル・インプラントと併用していました。その後、1996年にスプラインインプラント(カルシテック社製)が発売されてからは、現在に至るまでずっと使用し続けています。はやし・よしはる1953年生まれ。1979年:日本大学松戸歯学部卒業。1979年~1983年:IDA(国際デンタルアカデミー)勤務、1983年~1985年 河津歯科医院勤務、1986年:優ビル歯科医院開業。現在、医療法人社団秀飛会優ビル歯科医院理事長。前日本顎咬合学会副理事長、日本大学客員教授、日本ピエゾ臨床研究会副会長、Zimmer dental splineインプラント アドバンスコース講師、FIDIファウンダー、ICOI Diplomate、ICOI Japan Ambassador。第1幕 ×春日井昇平第2幕 ×山道信之第3幕 ×林 揚春47

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