CAD/CAM YEAR BOOK 2012
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42selected article from ijcdニット:78.6%となり、ユニットの数はマージンの適合には影響を与えなかった。時間がマージン部の変化に与える影響には有意差を認めた。機能期間が長ければ長くなるほど、マージン不適合の頻度も上昇した(p<0.001、multiple mixed eff ects regression models)。生物学的合併症 10年間で二次う蝕は11個に生じ、発生率は27%であった。興味深いことに、この問題の大部分は最初の5年間に生じた。11個のうちの10個に関しては、5年後のリポートですでに報告した。残りの1個がそのあとに認められた。この二次う蝕は6年6ヵ月目に発見された(表5)。 歯髄の失活は1装置1本の支台歯に認められ、さらに2個の歯髄は遅れて反応が認められるようになった。10年間の失活の合併症は4%の発生率であった。歯周パラメーター PPD・PCR・BOPの各パラメーターはコントロール群およびテスト群において有意差は認められなかった。さらに時間経過とパラメーターとの相関はなく、両群とも変化がなかった。コントロール・テチッピングまでの期間(年)累積生存率(%)1008060402000 2 4 6 8 10 123ユニットFPD4-5ユニットFPD3ユニット打ち切り4-5ユニット打ち切り図4 前装用陶材のチッピングもしくは破折と時間との関連性のカプランマイヤーカーブ。すべてのチッピングを重症度別に分類した(USPHS:B、C、D)。青線・緑線はそれぞれ、3ユニット、ロングスパンの4‐5ユニットFDPsの生存時間関数を示している。図5a ベースラインにおいて、白いセメントラインがマージン部に確認できた。図5b 機能後8年において、マージンの劣化が生じており、暗いラインがマージン部に認められた。

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