審美歯科治療の長期的観点からの検証
6/8

131Part 1 局部床義歯および総義歯における審美治療の長期保存症例についてbination),O-TYPE(oval),T-TYPE(triangle)などがあるが,局部床義歯の場合には,天然歯が隣在するケースもあるために,人工歯を形態修整して使用しなければならない場合もある(図11).また,隣在歯にあわせたステイニングが必要となる場合もある.5年以上経過した審美義歯から考える1)デンチャーカラーリングの経年劣化について 3級アミン系のカラーリング材を使用してデン図9 歯冠周囲に存在する角化歯肉のロール状の歯肉および上唇小帯を最初に築盛する.図10 アウターステイニングの終了.図11 人工歯を隣在する天然歯の形態に調和するように形態を調整して排列することも重要である.症例2 アウターステイニングの5年経過症例図12 術前.図13 装着した部分床義歯.図14 術後(2007年7月.アウターステイニングで製作).図15 2012年10月,5年2ヵ月経過時の状況.

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です