Peri-implantitis
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1496 治療 インプラント体表面の機械的な感染除去はインプラント周囲の感染した軟組織塊の除去後に行う。この処置には、純チタン器具の使用が推奨される。チタンの回転ブラシを使用することで感染の除去は容易になり、通常の機械的清掃を行うより簡単である(図6-25)。手術中にはインプラント体表面の清掃に粉末研磨器具も用いられる。ただし、皮下気腫を避けるために、この方法を用いる際は注意を払わなければならない(図6-26)。外科的切除あるいは骨欠損修復療法としてのレーザーによる感染除去(表6-7, P200)、粉末研磨器具の使用もしくはインプラント体表面の露出部分のインプラント整形術は、従来の治療方法を単独で行った場合と比較して、わずかに良好な臨床結果をもたらす可能性がある。図6-25 チタン製のブラシ(Tigran Technologies AB, Sweden)を用いたインプラント体表面の機械的清掃。図6-26 フラップ手術時に粉末研磨器具(AIR-N-GO®, SATELEC-Acteon)と重炭酸塩を用いたインプラント体表面の清掃。図6-27 3%過酸化水素水を用いたインプラント体表面の清掃。

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