そのままつかえる照会状の書き方
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4不適切な照会状不適切な照会状不適切な照会状①病名記載の不備 「P」など歯科特有の略語の記載だと先方の医師は理解できない。歯科病名は歯周炎、う蝕などわかりやすい表記にして、合わせて医師に照会したい疾患の病名(高血圧、糖尿病など)の記載が必要である。②照会目的が不明確 複数の既往歴がありそれぞれに主治医がいる場合がある。したがって本書で問い合わせる内容を最初に明確に記載する必要がある。 そのうえで、歯科でいつ、どのような処置を行うかを具体的に記載し、その際の患者管理に必要な情報の提供を求める。③処置実施の判断は歯科医師自身 予定する処置を実施するか否かの判断は、照会先の医師に委ねるものではなく、基本的に治療を担当する歯科医師自身が行うものである。 術者の経験、技能、診療室の設備などより行うことが可能かどうかは異なってくる。 もちろん医師から病状や治療の経過から現状において歯科での処置を控えてほしい旨の記載があればそれを回避して他の方法で対処することが必要となる。不適切な箇所不適切な箇所照会状照会先医療機関 平成25年5月8日○○○○医院内科 ○○○○先生○○総合病院歯科口腔外科〒000‐000 ○○県○○市○○町1‐1電話 0000‐00‐0000歯科医師 ○○○○ 印ご多忙中恐れ入りますが、下記の患者につきお伺い申し上げます。ふりがな患者氏名 殿 性別:生年月日 年 月 日 ( 歳) 職業: 病名(主訴)456 P照会目的 平素より大変お世話になっております。 患者は上記病名につき抜歯依頼で当科に紹介受診されました。 全身既往につき貴院にて服薬加療中とのことですが、現在の全身状態より抜歯の可否につきましてご教授いただけましたら幸いです。 お忙しいところ大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。現在の処方

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