そのままつかえる照会状の書き方
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5適切な照会状適切な照会状適切な照会状照会のポイント1.宛名主治医の宛名は姓だけではなく、姓名を書くのが礼儀である。姓名が患者に聞いてもわからないときは「ご担当先生」と記載する2.病名「P、C、Pul、Per」などの保険請求の際の病名だと、先方の医師は理解できない。したがって歯科特有の専門用語は避け、「むし歯、歯周炎」など一般的にわかりやすい病名を記載する。また歯式を記載しても医師がどこの歯なのかわからないことが多いため、「下顎前歯部」などとわかりやすいように書く3.照会目的「脳梗塞」と「糖尿病」など複数の疾患を合併している際には、それぞれに主治医がいる場合がある。したがって、「脳梗塞」では抗血栓薬使用の有無など、「糖尿病」では「HbA1c」と本照会状で問い合わせる内容を最初に明確に記載し、患者管理に必要な情報の提供を求める4.歯科での治療内容どれだけの侵襲度の処置なのか医師はわからないので、歯科でいつ、どのような処置を行うかを具体的に記載する照会状照会先医療機関 平成25年5月8日○○○○医院内科 ○○○○1先生○○総合病院歯科口腔外科〒000‐000 ○○県○○市○○町1‐1電話 0000‐00‐0000歯科医師 ○○○○ 印ご多忙中恐れ入りますが、下記の患者につきお伺い申し上げます。ふりがな患者氏名 殿 性別:生年月日 年 月 日 ( 歳) 職業: 病名(主訴)下顎前歯部 重度歯周炎2照会目的 平素より大変お世話になっております。 上記診断下に、抜歯術を予定している患者様です。 脳梗塞の既往があり貴院にて加療中と伺いました。 つきましては、現在の病状、貴院での治療内容、抗血栓薬使用の有無、抜歯時における貴科的注意事項3などございましたらご教授いただければ幸いに存じます。 なお、抜歯は2%キシロカイン(1/8万エピネフリン添加)局所麻酔下に行い、手術時間も短く、出血量も少量なため、抗凝固薬、抗血小板薬継続下で処置可能と考えております4。 お忙しいところ恐縮ですが、よろしくお願い致します。現在の処方

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