乳歯列期における外傷歯の診断と治療

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007転移6%歯根破折5%埋入4%挺出1%H15H16H17H18H19H20H21H22H23H24160140120100806040200123456789(歳)外傷者数14121086420EDCBAABCDE160140120100806040200男児女児脱臼41%震盪33%歯冠破折10%(734人)64%(408人)36%上顎下顎H15乳歯H24乳歯Ⅰ‐1 乳歯外傷の疫学①Ⅰ 乳歯外傷とは 近年,少子化の進行や生活の多様化に伴い小児を取り巻く社会構造や生活環境は大きく変化している.また,親の育児に対する意識変化も相まって,小児外傷における受傷形態に変化が生じていると考えられる.今後も乳歯外傷者は増加する傾向にあると考えられるため,その予防方法を含めて検討していく必要がある.参考文献1) 日本小児歯科学会:「小児の歯の外傷の実態調査」.小児歯誌 34:1‐20,1996.2) 園本美恵,森本容子,亀井有太郎,中野智子,嘉藤幹夫:当科における歯の外傷の臨床統計的観察―20年前との比較―.小児歯誌 49:165‐171,2011.3) 谷 和俊,竹川政範,松本 章,吉田将亜,近藤英司,松田光悦:旭川医科大学歯科口腔外科における小児の口腔顎顔面外傷についての臨床的検討.小児口外 20:37‐43,2010.4) Flores MT,Andreasen JO,Bakland LK,Feiglin B,Gutmann JL,Oikarinen K,Pitt Ford TR,Sigurdsson A,Trope M,Vann Jr WF,and Andreasen FM.:Guidelines for the evaluation and management of traumatic dental injuries.Dental Traumatology 17:1-4,49-52,97-102,145-148,193-196,2001.5) Andreasen JO, et al:Traumatic Dental Injuries-A Manual(2nd ed.),2003.☆福岡歯科大学医科歯科総合病院小児歯科における外傷受診者の推移(図①).☆外傷者の男女差(図②).☆平成15年度と平成24年度の年齢別乳歯外傷者数の比較(図③).☆乳歯外傷の好発部位(福岡歯科大学小児歯科,平成21~24年)(図④).☆受傷様式(福岡歯科大学小児歯科,平成21~24年)(図⑤).

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