困っていませんか?こんな患者さんとのトラブル&ハプニング
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6CASE 1 自費治療を勧めたところ暴言が!CASEるいくつかの予測から、そのリスクを回避するために材質の優れている自費診療でのブリッジが理想だと歯科医師は考えていましたが、それを患者さんに誘導しないのが、この歯科医師のやりかたです。『まずは説明が第一』と考え、丁寧に説明しました。 しかし患者さんには、熱心に説明する歯科医師の話を聴こうとする姿勢はなく、説明の途中だというのに「保険でええわ!」と打ち切ろうとする姿勢をみせました。 歯科医師は「自分の歯ですからあなたが決めるべきですが、まだすべての説明を終えていないので、最後まで聞いてから結論づけたほうがよいと思います」と、自費治療の説明を続けようとしましたが、患者さんはいきなり強い口調で「どうせ、金を取ろうと思うて高いほうを勧めとるんやろ!」と感情を荒だてました。 ケース1の歯科医師は非常に勉強熱心で、技術や知識の向上には努力を惜しみません。最新情報を得るためには、たとえ遠方であっても休日返上で、セミナーや勉強会に積極的に参加します。治療への強い意識とこだわりを持ち、患者さんによりよい治療を提供する姿勢を欠かさないのがポリシーとのこと。来院する多くの患者さんは、そうした歯科医師に厚い信頼を寄せており、患者満足度も高いのがこの歯科医師の誇りだそうです。 ある日、臼歯部抜歯を余儀なくされ、治療が必要となった50代の男性患者さんに、いつもと同じように症状の診断と説明、治療の必要性を伝え、それに伴ういくつかの治療方法と費用(保険治療・自費治療)の説明をしました。 患者さんの口腔内状況と将来性を考えた際、起こり得1.エピソード1自費治療を勧めたところ暴言が!保険治療と自費治療の違いは…保険でええわ!

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