咬合再構成 その理論と臨床
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74PartⅡ:咬合再構成における問題と対応あったが患者に注意を促すのみで,筋機能療法などの訓練はとくに行わなかった.治療経過と使用装置顎関節症状に対して咬合挙上床(MPA)治療 0.018×0.025bracketのstandard edgewise applianceを装着し,0.014,0.016wireでlevelingを行い外科手術の準備をした(11か月).外科手術後,咬合の緊密化のためにup&down elasticsや,きめ細かいwire bendingとともに上顎には0.017×0.025,下顎には0.017×0.022wireのideal archを用いた(12か月).上顎Le Fort I osteotomy(上顎骨分割術) 梨状孔の側壁から両側に頬骨突起の下部を上顎洞の前壁,側壁および後壁を回って翼口蓋窩までを分割した.図2 動的治療終了時.ehfidgjcba

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