咬合再構成 その理論と臨床
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93CHAPTER 9 インプラント補綴の咬合と長期予後図13a,b 上顎左側遠心のフィクスチャー周囲に骨吸収を認めた(黄矢印).赤矢印は骨増生を示す.図14 口腔内写真.グを考えれば,ありえる現象である. しかしながら,どこのタイミングでコンタクトの調整を行うべきなのかは難しい問題である(図18,19). 加えて,インプラント補綴の長期経過でとくに注意すべき事項は力のコントロールである.とりわけブラキシズム患者はトラブルが起きるケースが多く見られる.スクリューのゆるみに始まり,スクリューの破折,アバットメントの変形,上部構造の破折や変形,フィクスチャー図16,17 最終補綴終了後17年経過時の口腔内とエックス線写真.図18,19 コンタクトの離開.ab図15a,b 上顎左側臼歯部の変化.骨吸収も止まり安定している.ab181719161996Age:612005Age:702005Age:70

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