プロフェッショナルデンティストリー STEP4
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的な状態に改善する治療計画を立案し、適正にコントロールできれば、機能と審美、歯周組織の目標を達成しやすい。3)Skeletal 1 Long face typeの特徴と治療 Skeletal 1 Long face typeは、下顎角がHigh angleの骨格形態を呈し、前歯部において被蓋が浅くなり開咬傾向の不正が生じやすい(Fig.3-32)。 前歯部の被蓋を得るためには、下顎骨がカウンタークロックワイズローテーション(反時計回りへの回転)を起こすように、臼歯部の圧下方向へのコントロールが重要になる。下顎角の開大が顕著な骨格性開咬に対しては外科矯正治療を行い、垂直的不正を改善する必要がある。Fig.3-32 Skeletal 1 Long face type(下顎角High angle)bbFig.3-31 Skeletal 1 Average face type(下顎角Normal)Fig.3-30 Skeletal 1 Short face type(下顎角Low angle)ddFig.3-30a~d a:治療前の側貌。 b:セファロエックス線写真。 c:治療前の口腔内写真。 d:矯正と補綴の包括治療後の口腔内写真。aaSkeletal 1Low angleaaSkeletal 1NormalaaSkeletal 1High angleFig.3-31a~d a:治療前の側貌。 b:セファロエックス線写真。 c:治療前の口腔内写真。 d:矯正と補綴の包括治療後の口腔内写真。Fig.3-32a~d a:治療前の側貌。 b:セファロエックス線写真。 c:治療前の口腔内写真。 d:外科矯正治療後の口腔内写真。bbccddccbbccddChapter 3機能回復と矯正治療 ―包括治療における成人矯正治療―161

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