早期治療
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萌出障害の早期発見と治療10244の一種で、大臼歯間のセパレーティングやバンドの試適に用いられるが、ロッキングした大臼歯のアップライトやわずかな遠心移動にも活用できる。ループが十分に作用しているか確認するため、スプリングの位置を3~4週ごとに確認する。スプリングが強固に装着されていれば、通常は来院ごとに調整する必要はない(図10-17)。 可撤式装置  Jackスクリューやスプリングのあるホーレー装置のような可撤式装置は、大臼歯の異所萌出の治療にも用いられてきた。C231abc図10-18 異所萌出した上顎犬歯のマネジメント。中切歯の歯根吸収とその後の脱落を引き起こした。a~c:治療前の口腔内写真。d:治療前のパノラマエックス線写真。e~i:動的治療とレベリング時の口腔内写真。犬歯のブラケットハイトは深く接着して挺出させた。j~l:治療後の口腔内写真。動的治療終了後、犬歯に中切歯様の形態を付与した。〔図中番号:1=中切歯、2=側切歯、3=犬歯、C=乳犬歯〕jkldihegf

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