PRD 2月

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35Volume 23, Number 1, 2015機能荷重を加えた機械研磨カラーを有するインプラントとラフカラーを有するインプラントでのイヌにおける生物学的幅径David L. Cochran, DDS, PhD1Marcel Obrecht, SDIS2Klaus Weber, PhD, MDV, MS3Michel Dard, DDS, PhD4Dieter Bosshardt, PhD5Frank L. Higginbottom, DDS6Thomas G. Wilson, Jr, DDS6Archie A. Jones, DDS7Original Title:Biologic Width Adjacent to Loaded Implants with Machined and Rough Collars in the Dog要約(Abstract) インプラント表面に関するテクノロジーは,オッセオインテグレーション獲得を目的として機械研磨した比較的滑沢なインプラント表面から,骨伝導のための粗造な表面へと進化していった.最近の研究では,骨吸収をともなうインプラント周囲軟組織の炎症(インプラント周囲炎)は,珍しくない状態であることが示唆されている.その可能性の一つとして,粗造なインプラントとアバットメント表面にはより細菌性プラークが認められ,結果としてインプラント周囲炎につながると考えられる.本研究ではイヌを用いて,表面を機械研磨した粘膜貫通部のカラー(機械研磨カラー)を有するティッシュレベルインプラント36本と,粗造な表面加工(SLActive)を施した粘膜貫通部のカラー(ラフカラー)を有するインプラント36本を比較した.インプラントの評価は,機能荷重後3ヵ月および12ヵ月に,組織学的および組織形態計測学的評価を行った.その結果,二つのタイプのインプラント間において,結合組織性の接触は同様に見られたが,接合上皮と生物学的幅径は,機械研磨カラーを有するインプラントのほうが大きかった.興味深いことに,二つのインプラント間での炎症の程度は同様であった.機械研磨カラーを有するインプラントに比べ,ラフカラーを有するインプラント周囲のほうがわずかに多くの骨形成と,より成熟したコラーゲンの形成がみられた.これらの結果からは,もし機械研磨面に比較して,粗造なSLActive表面のインプラントにより多くのプラークバイオフィルムが形成されたとしても,炎症または骨吸収が大きくなるという生物学的影響はみられなかった.実際には,粗造な表面は骨形成を促進し(より多くの骨伝導を促す),結合組織を成熟させた.(Int J Periodon-tics Restorative Dent 2014;34:773-779. doi:10.11607/prd.1990)1Professor and Chairman, Department of Periodontics, The University of Texas Health Science Center at San Antonio, San Antonio, Texas, USA.2Preclinical Affairs Manager Research, Institut Straumann, Basel, Switzerland.3Chief Executive Officer, AnaPath, Oberbuchsiten, Switzerland.4Adjunct Professor, Department of Periodontology and Implant Dentistry, College of Dentistry, New York University, New York, New York, USA.5Associate Professor, Head of the Robert K. Schenk Laboratory of Oral Histology, School of Dental Medicine, University of Bern, Bern, Switzerland.6Private Practice, Dallas, Texas; Adjunct Faculty, Department of Periodontics, The University of Texas Health Science Center at San Antonio, San Antonio, Texas, USA.7Professor, Department of Periodontics, The University of Texas Health Science Center at San Antonio, San Antonio, Texas, USA.Correspondence to: Dr David L. Cochran, Department of Periodontics, MSC 7894, The University of Texas Health Science Center at San Antonio, 7703 Floyd Curl Drive, San Antonio, TX 78229-3900, USA; fax: 210-567-3643; email: cochran@uthscsa.edu.

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