QDI 5月
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59隣在インプラント周囲組織を温存するための追加埋入外科テクニック─ソフトティッシュプリザベーションの応用──Vol.21,No.3,2014403図3 診断用ワックスアップにて歯冠形態と硬・軟組織の造成確認を行う。図4‐a ぺリオトームにて、唇側の骨にダメージを与えないように丁寧に抜歯。図4‐b 抜歯後破折線を認める残根。予後不良なのがはっきりとわかる。図7‐a 移植片が動かないように8字縫合で、パウチ部分を単純縫合で固定する。図7‐b 1週後、線維化によって良好な治癒状態に向かう。図7‐c 8週後、抜歯窩に歯肉がしっかりと生着できているのを認める。図8‐a 骨補填材料をすべて除去し近遠心の乳頭部を残して切開線を入れる。図8‐b 埋入と同時に唇側に遅延型吸収性骨補填材料(Bio-Oss)を充填する。図8‐c 吸収性膜設置後MGJを維持するため減張切開を入れず歯肉弁を戻す。図5‐a 口蓋54部の歯肉を深さ1mmパンチアウトした直上に切開を入れる。図5‐b 上皮と結合組織の両方の移植片を採取する。図6‐a 非吸収性の骨補填材料を血液が浸透するように力を入れずに約100mg充填する。図6‐b 唇舌的に切開を入れ、結合組織部をパウチテクニックにより固定する。図9‐a 12週後。良好に治癒しているのがわかる。図9‐b ソフトティッシュプリザベーションによる増幅。図10‐a ダイヤモンドバーにて上皮を一層削除。図10‐b 封鎖スクリューからヒーリングキャップに交換。

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