QDI 5月

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撮影したCT画像の説明を行い、改めてインプラント治療が確定すれば、これより2週間以降の日に一次手術が始まる。この2週間は手術のための準備を行う期間である。コンピュータによるサージカルガイドを発注したり、静脈内鎮静法(セデーション)の準備を行ったりする。加えて、フィクスチャーやバーの発注も忘れてはいけない。 一次手術が終われば、骨とのインテグレーションを待つ。目安として、上顎で3〜6ヵ月、下顎で1.5〜3ヵ月と伝え、この治癒期間は「あくまで目安」であることも伝えておく。その後、二次手術を行い印象を採り、完成まで「1ヵ月以上」であることを説明する。上部構造製作にどのくらいの期間がかかるかは、設計によってさまざまである。もっともシンプルな物で最短1ヵ月くらい、複雑なものや長期間多数歯の欠損があったケースではプロビジョナルレストレーションが必要になり、半年以上かかる場合もあることを患者に伝えておく(図3)。3)インプラント治療における費用 スケジュールの説明が終わったら、次に費用の説明をする。ここで大事なことは以下の5点である。①金額(図4〜8)②キャンセルポリシー③支払方法(現金・カード・振込・一括・分割)④支払時期⑤保証制度 まず①の金額だが、これはそれぞれのクリニックで設図3 治療スケジュールに関する説明。大まかな目安で構わないので、伝えておく必要がある。他の説明と同様で、口頭だけで説明するか、書いて渡すかの違いは大きい。予定はあくまでも予定なので、場合によっては変更があると伝えておく。図4 インプラントの料金に関する説明。治療の流れに沿って一般的な料金例を説明しておく。この時点では個々の見積りではない。特にキャンセルポリシー、保証、支払方法なども確認しておくことが望ましい。相談検査一次手術二次手術完成必要に応じて、X線写真撮影と歯型を採る場合がありますが、料金はかかりません。CT写真を撮影し、それを元にインプラント治療の計画を立てていきます。撮影は本院の東中野、またはメディカルスキャニング(横浜、渋谷、新宿、お茶の水、溝の口、池袋、立川)と提携しております。麻酔医による鎮静を行って実際にインプイラントを植立します(もちろん日帰りです)。下顎では2~3ヵ月、上顎では4~6ヵ月、骨と接合するのを待ちます。インプラントが骨と接合するのを待ってから、インプラント体を露出させます。二次手術の傷口が治って歯を製作していきます。月 日 予定月 日 予定月 日 予定月 日 予定月 日 予定治療スケジュール即日〜2週間〜約1ヵ月上顎 6ヵ月下顎 3ヵ月図3〜5 入れ歯に関する説明。メリット・デメリットにわけて簡潔に説明する。特に、初めての義歯になる可能性のある方には、そのお手入れの仕方や違和感については写真や模型を使って説明する。インプラント料金表診断料手術管理料インプラントかぶせもの合計写真費用(税込)1本目¥52,500¥105,000例¥220,500システムにより異なります例¥152,500システムにより異なります例¥530,500システムにより異なります審美性2本目以降¥0¥0例¥220,500システムにより異なります例¥152,500システムにより異なります例¥373,000システムにより異なります備考半年間有効。この診断後にキャンセル、または中止する場合は、診断料の半分をお返しします。1手術につき上記費用。当日の予約変更・キャンセルはキャンセル料として50%いただきます。5年or10年補償半年ごとの検診をお願いしております。5年補償半年ごとの検診をお願いしております。支払 現金・その他各種クレジットカード・銀行振り込みインプラント治療前後のコンサルテーションLearn The Basics of Implant インプラント治療前後のコンサルテーション141─Vol.21,No.3,2014485

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