QDI 2015年9月
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インプラント外科サポートプロビジョナルレストレーションによる外圧遮断症例症例1-a、b 患者は67歳、女性。咀嚼障害を主訴に2011年5月に来院。上顎無歯顎で、33を骨造成後にインプラントを埋入することを計画。外圧遮断には粘膜外遮断のプロビジョナルレストレーションによる方法を選択した。症例1-c 6部位CT像。上顎洞の降下により既存骨幅は1mm程度しかない。症例1-d 既存骨は非常に狭窄しており、薄い部位では2mm程度である。症例1-e 左側臼歯部も既存骨は非常に薄くなっている。症例1-f まず、上顎洞底を挙上してからインプラント(BiO Type IV φ3.3×10mm)を埋入する。症例1-g 印象後ネジ止めのプロビジョナルレストレーションを製作する。症例1-h 臼歯部4本で支持するネジ止めのプロビジョナルレストレーション。症例1-i 顎堤が非常に薄いためインプラント唇側面はほとんどが露出している。症例1-j 露出したインプラント唇側面に十分な量のβ-TCPとHAを填塞する。症例1-k プロビジョナルを装着し、骨造成部に外圧がかからないようにする。症例1-l 3ヵ月経過後の二次手術時。外圧遮断により十分な骨造成が行われた。症例1-m 最終上部構造装着時。臼歯部、前歯部ともに非常に骨量が少ない症例でも固定式の補綴ができた。症例1-n 同パノラマX線写真。本症例は骨造成がポイントとなった。症例1-a症例1-b78Quintessence DENTAL Implantology─746

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