QDI 2016年3月
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上顎臼歯部“低侵襲”インプラント治療の最新事情―歯槽頂アプローチの新術式・グラフトレス治療の現状から―特別インタビュ-上顎臼歯部“低侵襲”インプラント治療の最新事情―歯槽頂アプローチの新術式・グラフトレス治療の現状から―特別インタビュ-特別インタビュ-Dr. Henry H. Takei が提唱する“インプラント時代のピュア・ペリオ”というコンセプトHenry H. Takei (DDS, MS, FACD)ヘンリー H. タケイカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)特任教授、明海大学客員教授。長年にわたり歯周病学の研究、学生教育を担当する一方、ロサンゼルス中心部で開業する歯周病専門医でもある。2006年には米国歯周病学会(AAP)からもっとも優秀な臨床医に贈られる“Master Clinician Award”を受章。おもな著書に『CARRANZA'S クリニカル ペリオドントロジー 上巻/下巻』(共著、クインテッセンス出版社;2005)『ペリオ&インプラントセラピー』(共著、クインテッセンス出版社;2009)がある。歯周病学の世界的権威でありながら、草創期からインプラント治療に着目し、両分野の研究および臨床を追求してきたヘンリー H. タケイ氏。豊富な経験と確かな理論に裏打ちされた治療コンセプトと精緻な外科手技は数多くの歯科医師、インプラント臨床医を魅了し、日本の歯科界にも大きな影響を与え続けてきた。そのタケイ氏が以前から講師を務める明海大学・朝日大学の生涯研修において昨年9月に行われた新たなコースが「インプラント時代のピュア・ペリオ」である。インプラント治療を予知性の高い確立された治療法と評し、その特徴を知り尽くしたタケイ氏が、なぜ今「ピュア・ペリオ(純粋な歯周病学)」をテーマに掲げ、後進を教育しようとしているのか。その真意をうかがった。

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