QDI 2017年2号
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上顎前歯部の抜歯後単独インプラント即時埋入・即時負荷を  CBCTを用いた術前・術後の唇側骨形態の変化に及ぼす影響の分析森本太一朗(Taichiro Morimoto)福岡県開業:森本歯科Joseph Y. K. Kanロマリンダ大学インプラント科教授 近年インプラント治療の発展にともない、上顎前歯部などの審美領域で、予後不良歯をインプラントで治療するさまざまな術式が行われてきている1、2)。 その中で、抜歯後即時にインプラントの埋入を行い、即時に上部構造を装着する抜歯後単独インプラント即時埋入・即時負荷(Immediate placement and provisionalization of single implants;IPPSI)の治療法も数多く報告されている3~6)。しかしながら、この術式を用いた際の術後の唇側骨の形態変化に注目した研究はまだ少ない7)。 そこで本稿では、上顎審美領域における抜歯後単独インプラント即時埋入・即時負荷、特に唇側骨形態変化に影響を及ぼす要因の臨床研究を行ったので報告したい。はじめに30特集1Quintessence DENTAL Implantology─ 0214

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