QDI 2017年2号
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再検証する 筆者らは、ここ数年、上顎審美領域における抜歯後単独インプラント即時埋入前後の唇側骨の形態変化に着目し、研究を行ってきたのでその内容を紹介する8)。「上顎審美領域における単独インプラント抜歯後即時埋入・即時負荷:唇側骨形態変化に影響を及ぼす要因」という題目で研究を行い、CBCTを用いて術前のインプラント埋入予定部位の歯周組織、特に唇側硬組織の各要素と術後の測定値を含めたデータの相関関係を調べ、最終的にその解析結果をインプラント直径の選択や埋入位置のプロトコールに適用することを目的とした。そして、術前の唇側組織の状態や手術時の歯槽骨に対するインプラント埋入位置の三次元な関係がIPPSI治療後の唇側骨形態の変化にどのように影響を与えているのかを調査・分析した。著者らによる近年の研究結果310215 ─Vol.24, No.2, 2017

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