QDI 2018年1号
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 1つは単純に短いドリルを使うことである。必ずしもガイドサージェリー用のドリルでなくても構わないのである。通常の手術用のドリルならガイドサージェリー用のものよりも短い。あらかじめシミュレーションをして計画した規定の長さまで形成するわけではなく、初めの数mmだけでも形成を進めておけば、長いドリルも顎堤頂にが少ない場合はもちろん不可能であるが、装着が可能でなおかつコントラヘッドの入るスペース+αがあれば多くの症例で適応可能である。もちろん工夫が必要となる。 まったくの無形成の状態でガイドサージェリー用の長いドリルを使用するのは困難な場合が多い。そういった場合に試す方法が2つある。図3〜6 ガイドにドリルアダプターを先に装着してしまうと、垂直にしかドリルが入れられない。斜めに入れようとしてもつっかえてしまい入らない。そこでドリルアダプターをドリルに通して使用すると自由度が高まる。突っかかることなくガイドスリーブに収まりやすくなる。 もう1つはドリルアダプターを初めからガイドスリーブに固定してしまうのではなく、ドリル側に通してしまうのである。発想の転換をして、最終ゴールが同じになるようにしてやれば良いのである。初めから小さな穴に向かってドリルを突き立てて行くと遊びがな図3図5図4図6 おける その対応ドリルに通しておくと自由度が高まる570057 ─Vol.25, No.1, 2018

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