QDT8月
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114114連載 Biological Esthetics by Gingival Framework Design連載Biological Estheticsby Gingival Framework Design―歯列に調和した辺縁歯肉形態への配慮と設計―第3回 天然歯における辺縁歯肉への補綴的対応Ray Dental Labor 京都府京都市山科区竹鼻竹ノ街道町18‐8エリッツ山科ビル3F都築優治第7回日本国際歯科大会演者10月12日(日)午前アネックスCホール これまで、歯肉の審美性を図るための評価基準やGingival Framework1の構成について紹介した。ここからは実際の臨床への応用方法について触れたい。具体的には、さまざまな治療オプションを交え、特に理想的な審美アプローチが適った臨症例を挙げ、術前-術後の変容とそれぞれに行った補綴対処について解説してみたい。その中でも、天然歯修復における補綴物が担う役割は大きく、いかに再治療のリスクを軽減しながら歯周組織を維持・安定させるかは大きな課題となっている。 また、昨今の審美領域におけるアプローチは歯肉側にまで及んでいる。歯肉レベル(高さ)やライン(形)、色や性状に至るまで十分配慮することは審美修復治療の到達点をさらに引き上げるため、補綴対処は当然のこと、適正な術前診断から包括的に治療アプローチを検討することも大切である。はじめにQDT Vol.39/2014 August page1232

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