QDT10月
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イスティングしてみた。その時に感じた「歯科技工士としての未来への不安」は今でも忘れることができない記憶である。セラミストになることに憧れ、ようやくその仕事で生業ができるようになったと感じ始めたちょうど同時期に、CERECシステムのその時点でのパフォーマンスを知ったのであるから、その衝撃は非常に大きなものであった。 RealLifeブロックのみならず、CERECシステムの大きな魅力は加工可能な材料の豊富さにあり、さまざまなケースで材料の使い分けが可能となることである。強度が必要であれば強度を重視したマテリアルを選択することも可能だし、透明感が必要なケースであれば透明感を重視したマテリアルを選択できるという、マルチパーパスな応用が可能である。 だが、その種類の豊富さゆえ、情報の整理ができていないのもまた事実である。そこで本稿では、現在CERECシステムで加工可能なブロックを整理し、筆者が考える応用する際のポイントについて解説したい。ab

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