QDT 2016年7月
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デジタルツールを活用したインプラント技工 ⅡPart3(最終回):デジタルツールを活用したインプラント技工 におけるさまざまなトピック連載辻 貴裕dental BiOVISION株式会社大阪府大阪市淀川区東三国5‐7‐30はじめに 筆者が「デジタルツールを活用したインプラント技工」というタイトルで最初に連載したのが、2013年2月号からであった。あれから3年が経ち、今回その第二弾として連載することになったのだが、その間にも技工業界の技術革新、歯科業界全体のデジタルデンティストリーへの変革を感じずにはいられない。 本連載ではCAD/CAMシステムを最大限に活用したインプラント技工を現在の潮流も踏まえて解説すべく、Part1ではシステムの使い分けとサードパーティーの上部構造フレームのありかたについて、Part2ではケースプレゼンテーションに沿ってジルコニアを用いたスクリューリテイン式上部構造をトピックとした。 連載最終回となる本稿では、Part1、2を踏まえたさまざまなトピックとして、CAD/CAMシステムを用いたインプラント技工の設計における注意点や加工上の制約について、またPart2でも紹介したフルジルコニアをインプラント技工に用いるポイントと優位性の考察、そしてアナログ技工と異なる、適合精度を確立するための手技やステップ、逆にデジタル技工になっても変わらないフレーム設計の不変的な要素についてまとめてみた。また、新たなマテリアルとして登場したPekktonをフレームとして用いたインプラント上部構造についても紹介したい。

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