QDT 2016年12月
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75第5回(最終回) 個々の接着システムの特徴・使用法75接着システム一覧(1step self-etch)製品名アイゴスボンドG-プレミオ ボンドアドヒースユニバーサルボトルアドヒースユニバーサルペンメーカー・販売元山本貴金属地金ジーシーIvoclar VivadentIvoclar Vivadent種類1step self-etch1step self-etch1step self-etch1step self-etch製品外観ボンドの容量5ml5ml4.7ml2.0ml国内定価12,000円16,800円15,000円13,000円使用可能回数200~250回300回142回192回1回使用あたりのコスト※48~60円56円106円68円塗布時間(放置時間)20秒0~10秒20秒擦り塗りエアブローの圧・時間強圧5秒(あるいは表面の液が動かなくなり、光沢が出るまで)強圧5秒表面の液が動かなくなるまで光照射時間光量300mW/cm2以上の光で10秒高出力LED(GライトプリマⅡプラス 〔2,000mW/cm2〕)使用時に5秒(窩洞が深い際には10秒)、通常のLED使用時には10秒(窩洞が深い際には20秒)光量500mW/cm2以上の光で10秒被膜厚さ4μm以上5μm以下10μm未満保管温度2~10℃1~25℃2~28℃接着性モノマー4-MET、M-TEG-P4-MET、MDP、MDTPMDP、カルボン酸系モノマー親水性モノマーHEMA―HEMA疎水性モノマージメタクリレートジメタクリレートBis-GMA、UDMA溶媒水、エタノール水、アセトン水、エタノールその他成分フィラー、光重合触媒フィラー、光重合触媒フィラー、光重合触媒pH1.81.52.5~3.0日本での販売開始年2016年2015年2014年有効期限(製造から)24ヵ月24ヵ月24ヵ月ボトルを振る/振らないボトルを振る必要なしボトルを軽く振ってから採取ボトルを振る必要なし液の活性化方法そのまま使用そのまま使用そのまま使用非貴金属への接着有効性を公表×〇×貴金属への接着有効性を公表×〇×ガラスセラミックスへの接着性×××フッ素徐放性× フッ素徐放性なし ×フッ素徐放性なし × フッ素徐放性なし特徴・使用上の注意点新開発した接着性モノマーM-TEG-Pを採用し、口腔内の湿潤状態に左右されにくい接着ができるだけでなく、溶媒が揮発しても再現よく接着する。ボンディング材塗布後、待ち時間なしで乾燥・光照射が行えるボンディング材。さらにさまざまな修復物の口腔内リペアや知覚過敏抑制などの用途にも使用できる。ボンディング材だけでなく、知覚過敏抑制、コンポジットレジンの補修、窩洞または支台歯のシーリングなど、一液でさまざまな用途に同じ使用方法、塗布時間で使用できるユニバーサルボンディング材。ペンタイプは、ブラシ付きカニューレで直接口腔内に塗布でき、混和皿やアプリケーター等が不要で、材料のムダを最小限に抑えられることが特徴。※1回使用あたりのコスト:国内販売定価とボンドの容量、接着システムの使用方法から計算した。QDT Vol.41/2016 December page 1725

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