QDT 2016年12月
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99QDT Vol.41/2016 December page 1749▲咬頭の位置の確認▲咬頭の位置を決める上 顎下 顎▲セグメントⅠ~Ⅲの割合を決める上 顎下 顎上 顎下 顎上 顎下 顎上 顎下 顎図3a、b 各セグメントである咬頭の位置関係を整理するためにワックスにおいてポイントを決める。この時にオクルーザルコンパスを考慮し、運動時に咬頭同士が接触して干渉しないよう、山と谷の関係に設計することが大切である。図4a~f コーピング上に明記したオクルーザルコンパスと、咬頭の位置を考慮したワックスによるポイントを考慮しながら、各セグメントの割合や咬頭の位置・高さを設計していく。 割合の決定において、図のa~fのように、各セグメントの境界線が解剖学においての各主溝と一致していることがわかる。これは各運動において山と山、つまり咬頭と咬頭の関係にならず、山と谷の関係が各運動時に常に維持できることを示す。図5a、b 図は各セグメントが適正な位置でⅠ級関係になり、山と谷の関係になっていることを示す。なお、この段階ではコンタクトはさせていない。abababcdefFunctional Morphology The First Molar Edition Part 2

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