QDT 2017年1月
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青島:今回の座談会は、もともと「QDT」編集部からリニューアル記念企画として「私と久保先生に」ということでご指名いただいたものなのですが、私としては「われわれのような若手だけではなく、この分野でとくに著名な行田先生と小田中先生、そしてより若手となる肥川啓子先生と肥川憲一郎先生もお招きして、じっくりとお話を伺いたい」と思い、編集部にお願いした結果、このメンバーでの収録が実現しました。本日は、ぜひともよろしくお願い申し上げます。 そこでさっそくなのですが、私はかねてから行田先生に「どのようなきっかけで歯肉縁下形成を開始されたのか」ということをお尋ねしてみたいと思ってきました。読者の皆様もご存知のとおり、行田先生といえば深い歯肉縁下形成と、その上でクラウンにS-シェイプ(図1)を付与するスタイルの臨床を長年にわたって続けておられるわけですが、その発想の起源はどこにあったのでしょうか?行田:もともと、私が教育を受けた1980年前後は、学あくまでも審美的な理由から始められた、日本での歯肉縁下形成久保哲郎 Tetsuro Kubo歯科技工士・oral design OSAKA大阪府枚方市黄金野1‐11‐11肥川啓子 Keiko Hikawa歯科医師・ひかわ歯科医院大分県佐伯市池田2053‐1肥川 憲一郎 Ken'ichiro Hikawa歯科技工士・JTMデンタルラボラトリー大分県佐伯市池田2052‐1

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