QDT 2017年10月号
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要約 歯周病はインプラント治療の大きな障害となる。良好な結果を得るためにはインプラント治療だけでなく、骨移植やサイナスリフトなど追加の外科処置が必要となることが多い。長期予後のためには患者のコンプライアンスも重要である。本症例では、デジタルプランニングとコンピュータ支援によるインプラント埋入および上部構造製作を行った。メタルベースの固定性プロビジョナルレストレーションで約1年間の経過観察を行い、コンプライアンスと口腔ケアを評価した。経過観察期間中、咬合は安定しており硬組織と軟組織が良好に維持されていた。上顎最終補綴装置には、CAD/CAMを用いて製作されたカスタムジルコニアアバットメントとジルコニアフレームを、下顎最終補綴装置には、チタンアバットメントとノンプレシャスメタルフレームを使用した。4747QDT Vol.42/2017 October page 1537

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