QDT 2018年1月号
8/8

117第3回 部分床義歯設計の概念② ―レストの位置・形態について―レスト形成部はつねにスイベルな動きができるよう配慮する上顎前歯部連続欠損は遊離端欠損と同じような挙動を示すため注意が必要“Near-zone”、“Far-zone”とは?欠損ゾーンNear-ZoneFar-Zone図2 Near-zoneとは、欠損部により近い部分という意味合いである。これに対し、Far-zoneは欠損部からより遠い部分をさす語であり、欠損部の反対側はこれにあたる。図1a 丸みを帯びたレストはスイベルに可動できる。図1b 角張ったレストは、歯根に為害作用を及ぼしてしまう可能性が大きい。図3 とくに上顎前歯部連続欠損は、遊離端欠損と同じような挙動を示すために中間欠損時のレスト設計とともに、第2種変法のてこの原理(連載第2回を参照)も応用しなければならない。◯×117QDT Vol.43/2018 January page 0117

元のページ  ../index.html#8

このブックを見る