ザ・クインテッセンス10月
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71総合治療医の真髄図4 各世代ごとに患者の求めるもの,術者が注意しなければならないことは変化していく.しかし,これからの長寿高齢化社会で自分の歯でしっかり噛める高齢者に導くことがホームドクターの最終目標であることに間違いはない.図5 16歳の男子.3歳のころから定期健診に来院し,口腔管理を行ってきた患者である.う蝕予防はしてきたが歯列への介入は行っていない.う蝕がなく,整ったアーチフォーム,臼歯部の1歯対2歯咬合,正中の一致など,このような永久歯列にすることが目標であるが,乳歯列から混合歯列期の各ステージで正常になる条件をクリアしていなければこのような歯列にはならない.the Quintessence. Vol.29 No.11/2010̶2245 図4 世代ごとの患者とのかかわり図5 歯列,咬合ともに正常な16歳・男子の口腔内

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