ザ・クインテッセンス1月
1/8

口腔と周辺領域まで臨床にたすべき診断の目口腔と周辺領域まで口腔と周辺領域まで臨床にたすべき診断の目臨床にたすべき診断の目口腔と周辺領域まで口腔と周辺領域まで臨床にたすべき診断の目臨床にたすべき診断の目3知れば臨床の力になる“態癖”態癖とは? 生活習慣のなかで無意識に行うさまざまな習癖が長期に及ぶことにより,歯が移動し,顎顔面系さらには全身に大きな影響を及ぼす.この顎口腔系に悪影響を及ぼす習癖を「態癖」という.歯科医師には,疾患の原因が口腔外にあることも多いという認識を早くもってほしい.また,患者の責任でプラークコントロールを行うことと同じように,「態癖は自己管理の問題」だと定義されることを望んでいる.Question態癖があると……「狭義の態癖」 (症例1~4) 直接,中顔面・下顔面に外から力が加わる「広義の態癖」 (症例5) 長期間,体に加わる力が肩・首の上を歪ませている.口腔内が治癒しない原因は態癖であるという点を見逃している可能性大症例2症例3症例5足による頬杖ちょっとした頬杖(考え事)症例4低反発枕による横向き寝ショルダーバック癖(重いバッグを斜めがけし毎日1時間歩いたことによる)2a3a4a5a症例1腕まくらで上顎骨から偏位1a筒井照子連絡先:〒807‐0825 福岡県北九州市八幡西区折尾3‐1‐5 筒井歯科医院キーワード:態癖,診断,生活習慣the Quintessence. Vol.31 No.1/2012̶0003

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です