ザ・クインテッセンス9月
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特集う蝕が少ない時代の新しい治療コンセプトメインテナンスを主体としたマネジメントの実際飯島洋一/杉山精一キーワード:初期う蝕,リスクアセスメント,ICDAS,MI,メインテナンス,ORCASection1Section2Section3研究者の視点から欧米のカリオロジー研究から期待される日本のパラダイムシフト飯島洋一臨床家の視点から日常臨床で活用したいう蝕治療の新しいコンセプト杉山精一対談メインテナンスを主体としたう蝕マネジメントの将来展望を探る飯島洋一×杉山精一 日本は今,う蝕の少ない「低う蝕時代」に突入している.欧米では,すでに低う蝕時代に対応した新しい治療コンセプトが確立しつつあるが,日本はいまだう蝕蔓延時代に行われていた切削前提の治療コンセプトのままだという.また,新たな問題として,う窩を形成する前の「初期う蝕」がクローズアップされている.メインテナンスを主体としたアプローチのなかで,「初期う蝕」をどう管理していくかが重要になっている. そこで本特集では,欧米におけるう蝕研究の最先端とそれに基づくう蝕治療の新コンセプト,メインテナンスを主体としたコントロールのあり方を提示し,現在の日本のう蝕治療の問題について取り上げたい.企画趣旨

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